
黄川田 優香(きかわだ ゆうか)
中学・高校の6年間、陸上部で長距離走に取り組んでいました。
競技を続ける中で、怪我をすることも多く、そのたびに寄り添い、サポートしてくださったトレーナーさんを見て、
「こんなふうに人の役に立てる仕事って素敵だな」と感じ、最初は“治療家”を目指したいと思うようになり、医療の業界に進む決意をしました。
高校時代は、強豪校に所属し、厳しい体重制限の中で部活動を続けていました。その影響で、3年間無月経の状態で競技を行っていた経験もあります。
当時は怪我も多く、思うように練習ができない時期もありましたが、そうした経験を通して「自分の身体と真剣に向き合うことの大切さ」を強く実感しました。そして、同じように悩むアスリートの力になりたいという想いから、日本体育大学へ進学し、柔道整復師の国家資格を取得しました。
大学在学中には、理学療法士とATC(アスレティックトレーナー)の資格を持つ教授との出会いがありました。
その中で、怪我を予防したり慢性症状を改善するには、姿勢や身体の使い方を見直す“トレーニング”がとても大切であることを学びました。
「治療だけでなく、動きから整えることが大切なんだ」とその可能性に大きな衝撃を受け、そこからさらに深く運動への学びを深めていきました。
また、教授の紹介で参加した女性向けのイベントでは、私の憧れとなる女性トレーナーの方と出会いました。
その方は、産前・産後のサポートや、女性特有の悩みに寄り添いながら、女性がキャリアを諦めることなく輝けるよう支援しており、その姿にとても心を打たれました。それをきっかけに、私自身もピラティス・ヨガ・ウエイトトレーニングを組み合わせた、女性のライフステージに寄り添う運動について学びはじめました。
また、高校時代に3年間無月経のまま競技を続けていた自身の経験から、女性の身体についてより深く知りたいという想いが芽生え、現在は、月経や女性ホルモンの働き、更年期に関する知識を深めながら、ライフステージごとに変化する女性の身体に寄り添えるサポートを目指して学びを続けています。
現在は、「すべての女性が健やかに、自分らしく輝ける世の中をつくること」をテーマに、女性の心と身体に寄り添うトレーニングを提供しています。