私がトレーナーとして大切にしている想いの原点
私がトレーナーという仕事をしたいと思った背景には、学生時代のさまざまな経験が深く関わっています。
学生時代の経験を通して、私は“どんなトレーナーになりたいのか”という自分の根底にある想いにも気づくことができました。
今回はそんな私の大切にしている想いの原点についてお話ししていきたいと思います。

■ 中学生時代——初めて出会ったトレーナー
私は中学・高校の6年間、陸上長距離を続けてきました。
中学生の時、練習中に突然足の甲が痛み出し、それでも大したではことはないだろうと練習を続けた結果、練習後には歩けないほどの状態に。人生初の疲労骨折をしてしまいした。
その時に学校へたまたま来ていたトレーナーさんが、応急処置と治療をしてくださり、
さっきまで全く歩けなかったのが、自分の足で家まで帰れるようにまで処置してくださいました。
「あんな歩けなくておんぶをしてもらっていた状態だったのに、この一瞬で歩けるようになるまで治せるんだ!トレーナーってすごい!」と感じた感動は今でも忘れません。
その後もそのトレーナーさんには私が怪我をするたびに何度もお世話になっていたのですが、
毎回感動するほどの治療技術をみて“トレーナーという仕事”へ憧れを持つようになりました。
■ 高校時代——トレーナーとして大切な想いを見つけた原点
高校は陸上の成績を評価され、スカウトで地方の学校へ進学し、寮生活をしていました。
この3年間の高校生活が私の人生において最も辛い時期で、
トレーナーとして大切にしている思いを見つけた原点になりました。

厳しい寮生活
行っていた競技が長距離だったこともあり、高校ではかなり厳しい食事制限と体重管理がありました。
入学時は50kg(これはかなり重いのですが。。)
約1ヶ月ほどで43kgまで体重が落ちてしまいました。
この1ヶ月ほどで体重が落ちた時の部活内のルールは…
・間食は禁止
・“体重増加は水のせい”という考えから水を飲むことさえ制限
・1日6回の体重測定
・少し変動があれば「水を飲んだだろ」と疑われる日々
・練習は毎日サウナスーツにウィンドブレーカーを着込んでの練習
・学校・練習以外での勝手な外出は禁止
・オフ日なし
寮生活ではこれらのルールを部員たちが破らないように学校、練習以外は勝手な外出は一切禁止のためほぼ監禁状態。。。練習が休みの日はないので息抜きができる日は全くなく、
「私たちは監獄のような生活をしている」とよく口にしてました。。
また、毎日のように監督からの体罰もあり。。(これは8年前ぐらいの出来事なので驚きです)
体重が増えたり、練習についていけなかったり、監督の機嫌が悪いと(結果的にほぼ毎日)
殴られる生活を3年間していました。
こんな生活をしていると体重の減らしすぎと過度のストレスで、私だけでなく部員全員が3年間生理が止まるという異常な状態になっていました。
また、監督は生理が止まるのは良いことと考えており(体重が減る=長距離走に的した体重になっている)、体重が増えた部員がいると「お前太ったけど生理来てないだろうな?」という発言までありました。
怪我をしても休めない環境
監獄生活のような閉鎖的な環境のため怪我をしても治療に行くことさえ許可がもらえず、痛みがあっても練習をほぼ強制的に続行するような日々でした。部員は生理も止まっているため骨密度が一時的に低下し疲労骨折をする生徒が続出していました。
こんな環境ではすぐに治るはずの怪我も治らず悪化していくような日々でした。
中学時代には“治してくれる人”がいつも側にいたのに、
高校では“痛みを抱えたまま耐えるしかない環境”。
この環境のギャップが、私自身にとても大きな影響を与えてくれました。
女子だけに向けられた体罰
監督の部員に対する体罰は女子だけでした。
監督がどういう意図で女子にだけ手を上げていたのか真意はわからないのですが、
男子には決して手を挙げず、弱い立場の女子にばかり暴力が向けられていると当時の私は感じていました。
女性の身体を理解しない指導者が、まだ何もわからない女子高校生を身体的にも精神的にも追い込む現実を肌で感じました。
■ この経験が、私の“原点”になった
私はこの高校生活を通して
同じように苦しい思いをしている女性の支えになりたい。
怪我や身体の不調で夢を諦める女性を一人でも減らしたい。
という思いが芽生えるようになりました。
また、女性の身体のことをしっかり理解した上で支える側に回らないと高校時代の監督のように知らないが故に女性の身体にとって悪い方に誘導してしまう可能性があるので、常に女性の身体についての知識はアップデートし続けるよううに心がけています。
中学生時代の「怪我を治してくれる人」に救われた経験と、
高校時代の「身体的にも精神的にも辛かった環境」での苦しさ。
この2つの経験を経て、
“女性の力になれるトレーナーになりたい”という想いが、私の中に強く根付きました。
トレーナーとして学び続けている今も、
私の原点はあの頃の「辛く苦しかった気持ち」と「助けてもらえた感動」です。
これからも、女性の身体と心に寄り添い、
仕事も人生も思いきり楽しめるようなサポートをしていきたいと思っています。

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